第13回定期演奏会


ソプラノ 松堂 久美恵


 フェリス女学院短期大学音楽家卒業、同大学専攻科終了。在学中、三宅賞受賞。二期会オペラスタジオ36期研究生マスタークラス修了。在学中、優秀賞受賞。二期会新進声楽家の夕べ、ミュージカル、オペラに出演後、1994年オーストリア・ウィーンに留学。帰国後はバロック期の作品に積極的に取り組み、イタリア初期バロックを専門とする国立音楽大学音楽研究所研修生を修了。ヴィヴァルティ「グローリア」、バッハ「マタイ受難曲」、数多くのカンタータ、ヘンデル「メサイヤ」、フォーレ「小ミサ曲」など宗教曲のソリストをつとめる一方、北とぴあ国際音楽祭ではラモーのオペラ・バレ「アナクレオン」のアンサンブルメンバーとして参加。1996年友愛ドイツ歌曲コンクール第2位。朝倉蒼生、渡邊明、オルガ・ワルラ・コロ、牧野正人の諸氏に師事。
 現在、フェリス女学院大学音楽学部助手。

アルト 押見 朋子


 ’88国立音楽大学卒業、’90年同大学院修了。’91年同大学音楽研究所演奏家研究員。ホルスト・シュタイン、小澤征爾、秋山和慶、大野和史、源田茂夫の諸氏と「魔笛」「フィガロの結婚」「セビリアの理髪師」「修道女アンジェリカ」「さまよえるオランダ人」「パルシファル」「マッチ売りの少女」他多数のオペラで共演。豊かな声と観客を魅了する演技でそれぞれ好評を博す。また、「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」などバッハの宗教作品をメインにモーツァルト「レクイエム」ベートーヴェン「交響曲第九番」、ヘンデル「メサイヤ」など宗教作品から近代曲まで幅広い分野で活躍。
 曽我榮子、加藤美那、ローレ・フィッシャーの各氏に師事。二期会会員。

テノール 及川 豊


 盛岡市出身。岩手大学を経て、東京芸術大学音楽学部声楽家を卒業。在学中は、芸大バッハ・カンタータ・倶楽部において小林道夫氏の薫陶を受ける。これまでに、バッハの教会カンタータ、シュッツ「ドイツレクイエム」、シャルパンティエ「マニフィカート」、モーツァルト「レクイエム」、サン=サーンス「ミサ曲ト長調」、ベートーヴェン「ミサ曲ハ長調」などのソリストをつとめる。声楽を志田久子、小原一穂、佐々木政利、鈴木寛一の各氏に師事。
 現在、ヴォーカルアンサンブル「カペラ」メンバー。かすかべ十字架合唱団合唱指揮者。盛岡バッハ・カンタータ・フェライン会員。私立浅野学園非常勤講師。

ベース ジュリアン・リポン (Julian Rippon)


 イギリス生まれ。6歳で聖歌隊に入り、9歳よりロンドンのセントポール大聖堂付属音楽学校に入学、聖歌隊員となる。ケンブリッジ大学に在学中も合唱活動を続け、卒業後は、BBC交響合唱団、エリジアン・シンガーズ等に所属。’90念に初来日以降、京都バッハ合唱団、コレギウム・ヴォカーレ・キョート、関西二期会合唱団(リゴレット、セビリアの理髪師)等、大小の声楽アンサンブルにて積極的に活動する一方、ヘンデル「メサイヤ」、J.S.バッハ「マタイ受難曲」、シューベルト「ミサ」、モーツァルト「レクイエム」等のソリストをつとめ注目を集めている。
 声楽を大森地塩、デイビッド・メイソン、稲垣俊也らに師事。
 現在 Grantchester Meadows、ガーデンプレイスクワイヤに所属。神鋼アルコア・アルミ勤務(株)。

指揮 中島 良史


 国立音楽大学作曲科卒。同専攻科修了。作曲を中村太郎氏、指揮を故渡辺暁雄氏に師事。ザルツブルグにおいてオトマール・スウィトナー氏に学ぶ。作曲・編曲家、指揮者、プロデューサー、教育者etc.としてジャンルを越えて活躍。その豊かなアイデアと行動力は常に注目されている。最近では、映画「神々の相貌」作曲、ラプソディーin「第九」編曲、美空ひばり合唱曲集出版、ミュージカル「アマデウスがやってきた」、オペレッタ「ヤチホコ」作曲など。’98年5月に徳島県鳴門市の旧坂東捕虜収容所において行われたベートーヴェン「第九」日本初演80年記念再現コンサートのプロデュース・指揮を担当し、大成功に導いた。
 国際交流にも力を注ぎ、毎年夏にプラハで開かれる国際音楽祭ヤング・プラハの実行委員会日本代表としてその開催・継続に大きく貢献している。
 現在、国立音楽大学助教授。ガーデンプレイスクワイヤ音楽監督。

管弦楽 ガーデンプレイス・バッハ・アンサンブル


 バッハをこよなく愛する第一線若手演奏家たちを集めて、本演奏会のために特別に編成された。

第一ヴァイオリン 植村 奈穂 小林 玉紀 北沢 陽子
第ニヴァイオリン 掃部 彰子 友永 優子 佐々 あゆみ
ヴィオラ 三好 紅 矢野 真樹子
チェロ 中村 美保 金山 彩子
コントラバス 高群 誠一
フルート 佐藤 真由 山田 ゆう子
オーボエ 最上 峰行 千葉 すなお
ファゴット 和田 義之
トランペット 野沢 岳史 今井 敦志 仲田 一徳
ティムパニ 佐伯 正彦
オルガン 甲斐 弦也

合唱 ガーデンプレイスクワイヤ


 1996年7月、400人を越す応募者の中から選考されたメンバーにより創設。以来、中島良史氏を音楽監督とし、恵比寿ガーデンプレイスを拠点に、質の高い音楽を提供できるよう研鑽を重ねている。活動の中心は、ガーデンプレイスにある恵比寿麦酒記念館における年に3回の定期演奏会と12月のクリスマスコンサートであり、ルネッサンスから現代まで、宗教曲を中心に幅広いレパートリーをこなし、サッポロビール株式会社のメセナ活動の一環として地域音楽振興の一端を担っている。99年4月に初めて会場をカザルスホール移して定期演奏会を行い好評を博した。

ソプラノ 阿久津 みずき 尾崎 陽子 加藤 恵子 斎藤 美帆

津下 祥子 橋本 文子 林 瑞絵 桝田 舞

宮城 愛 八峠 路子 山田 芳子 Rippon 由美

アルト 木下 邦子 黒澤 聖子 鈴木 かおる 高木 祐子

津穐 佳奈 中川 美季子 早瀬 弥生 菱木 明子

山本 千種 四柳 尚子 Elizabeth Davidson

テノール 岩崎 一 神山 恒夫 越沢 滋 瀧 俊治

田中 大輔 寺島 輝彦 成田 拓也 深川 太郎

山田 三千夫

ベース 伊藤 純一 尾崎 徹 酒井 洋 高内 章

椿 辰治 村上 弘 山口 真人 Rippon Julian