第９回定期演奏会

指揮　中島 良史

　作曲・編曲家、指揮者及び各種コンサートのプロデューサーとして各方面に活躍。1998年は、徳島県鳴門市でドイツ捕虜たちが収容所で「第九」を日本初演した80周年にあたり、それを記念して行われた「初演再現コンサート」、「第九展」等の総合プロデュース・指揮を担当。その模様は全国に報道され注目を集めた。
　また海外での活動も多く、1990年ワルシャワで「第九」を指揮、1994年チェコのピルゼン市700年記念スメタナ祭のオープニングを指揮、1989年・1997年クラコフ国際音楽祭で指揮等において成功を収めている。1992年よりチェコの国際音楽祭ヤング・プラハの日本代表としてその開催、継続に大きく貢献している。
　現在、国立音楽大学助教授。「ガーデンプレイスクワイヤ」創設以来、音楽監督。

合唱　ガーデンプレイスクワイヤ

　ＧＡＲＤＥＮ ＰＬＡＣＥ ＣＨＯＩＲ（ＧＰＣ）は、1996年７月、「質の高い音楽を」をモットーに、300名を越える応募者の中からオーディションにより結成された。その本拠は恵比寿ガーデンプレイスにある恵比寿麦酒記念館銅釜ホールで、練習や通常の定期演奏会などはここで行われている。銅釜ホールは石造りで天井が高いことから、合唱には適した音響を持ち、団員は良好な環境で練習・演奏会を行っている。
　ＧＰＣは、年間３回の定期演奏会やクリスマスコンサートなど積極的な活動により、ルネサンスから現代まで多岐にわたるジャンルの合唱曲を演奏している。今年４月には初めて記念館以外での演奏会をカザルスホールで行い、成功をおさめた。
　設立時より、音楽監督中島良史氏、ヴォイストレーナー山崎史枝・梶井龍太郎氏の指揮、サッポロビール株式会社のメセナ支援を受けている。